■2024.08.27 - デイリースポーツ

「第二の馬生」で馬術に挑戦中のディアスティマ 甲賀ファームで新たな道「リズム良く走れるようになっている」
8/27(火) 6:00配信



現在、甲賀ファームでは1頭の引退競走馬が新たに馬術の道に挑戦しようとしている。23年目黒記念で頭差2着に健闘するなど重賞戦線で活躍したディアスティマだ。今年5月に左前脚の屈腱炎で現役を引退してからは、甲賀ファームで暮らしている。青鹿毛の重厚感のある馬体は健在。夏の日差しに照らされてピカピカに輝いていた。

 5月に移動してきてから去勢手術を行い、そこから徐々に状態を戻して、6月半ばくらいから乗り始めた。リトレーニングを行っている今村俊輔さんは「歩様がきれいで、バランスもいい。理解力もある」と素質の高さに声を弾ませる。「ディアスティマは今、自分が何をするべきかを理解しだしています。ゆったりときれいな形でリズム良く走れるようになってきています」。来月17日、滋賀県にある水口乗馬クラブで行われる「RRC馬場馬術・近畿地区大会」がデビューの舞台だ。

 現役時代のディアスティマを管理していた高野友和調教師は「うれしいことです。走り方を見ても、乗馬としての素質は高い馬だと思う」と優しくほほ笑む。「引退馬については私ももっと責任感を持ち、重要視していくべき問題だと思っています。毎年7000、8000と生まれてくるサラブレッドたち。馬術部出身として引退競走馬たちの活躍の舞台が増え、もっと多くの人たちに乗馬の間口が広がればいいなと思います」。


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(引退後も活躍を見せています!)