■2024.10.29 - 日刊スポーツ

富田暁騎手 来週から米国・西海岸で武者修行へ 5年越しの思い胸にデットーリ騎手らと競演へ
10/29(火) 19:00配信


覚悟の武者修行だ! 8年目の富田暁騎手(27=木原)が29日、米国の西海岸で研修することを明らかにした。

 日本で今週末の11月3日まで騎乗した後に渡米し、サンタアニタパーク競馬場を拠点に、現在開催が行われているデルマー競馬場でも騎乗する予定。期間は無期限で、JRAの騎手免許更新、師匠の木原師の定年引退がある来年2月末に一時帰国するが、その後もまた渡米して腕を磨くという。

 富田騎手は「やってやろうという気持ちはもちろんありますが、そんなに甘くないのは分かっていますし、正直、不安もあります。ですが、騎乗技術はもちろん、人間として成長したい、騎手としてなにかを変えたいと思い(アメリカへ)行くことを決意しました。向こうでは調教にたくさん騎乗し、機会があれば競馬にも乗せてもらって、結果を残したいです」と意気込んだ。

 先輩ジョッキーの後押しもあった。フランスからJRAの騎手となって活躍するルメール騎手からの「今は若いし、いろいろな国で乗るのはいい経験になる」という言葉、先日食事に行った坂井騎手からの「努力次第で人は変われる」という話が心に刺さった。

 「今の自分には足りない精神的、肉体的な弱さを感じましたし、自分の努力はまだまだだなと痛感しました。世界で活躍する先輩の話は刺激になりました。自分も27歳とそんなに若くないですし、海外に遠征できるのもこれがラストチャンス。追いつき、追い越せるように、精いっぱい努力したいです」。



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(先輩の言葉が後押しとなったようです。)