■2025.04.19 3回中山7日








■2025.04.20 - 日刊スポーツ

【中山GJ】「エコロデュエルを知っているのはお前だけ」前哨戦惨敗後に岩戸師が草野騎手にゲキ
4/20(日) 6:01配信


腹をくくった。中盤の大いけ垣を跳び、エコロデュエルが仕掛けた。逃げるジューンベロシティに迫る。相手も譲らない。外回りの芝上でマッチレースを開始。3番手以下を10馬身以上離す。3角でけりをつけた。独走態勢。最終飛越で崩れ、草野騎手が左手を離したが、残した。8馬身差の完勝。鞍上は泣きに泣いた。「おえつしながら泣いちゃいました。ずっと勝ちたかったレースを勝ててよかったです」と、祝福の嵐にまみれた。

 敗戦が生きた。前走阪神SJは4着。1週間後、岩戸師と1時間以上話し合い、心を揺さぶられた。「あれじゃダメだよ。エコロデュエルを知っているのはお前だけだよ。負けたら俺がけつを持つ。自分の気持ちを乗せて、思い切って乗ってくれよ」(岩戸師)。とにかく攻めろ-。草野騎手は「あの言葉は大きかったです。外回りに入ってからは落馬しようが、ケツまで下がろうか構わないという気持ちで乗りました」と男を上げた。

 鞍上は昨年、当レースの2週前に落馬。右腕、右肩、頸椎(けいつい)を骨折し、ベッドの上でレースを観た。「頑張ってほしいけど、勝たれたら悔しい」。複雑な感情が、愛馬への思いを強くさせた。「アツいレースができました。やっとエコロデュエルの全力が出せました」。やればできると、結果で証明し続ける。


 
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(騎手、調教師の素晴らしいやり取りです。)