■2024.11.18 - サンケイスポーツ
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(宮田敬介調教師が明かしました。)
アーモンドアイの2018年ジャパンC制覇にまつわる感動秘話 宮田師「(泣いたのは)後にも先にもあのレースだけ」
11/18(月) 18:00配信
先日、宮田敬介調教師をじっくり取材する機会があったので、同師が国枝厩舎で調教助手としてアーモンドアイに携わっていたときの秘話を聞いてきました。ジャパンカップの前に、当時は異例となるオークスからの直行ローテで牝馬3冠最終戦の秋華賞に挑んだアーモンドアイ。「秋華賞で3冠を取る瞬間、その過程も見させていただきました。(国枝)先生も何度か言っていたのでわかると思うんですけど、中間、結構蹄を痛めたりして非常に大変だったんですよね。正直、これでどうなのかなという状態で3冠牝馬になって」と宮田調教師。万全の状態ではなかったなかで、あのパフォーマンス。ファンから見ると、それほど状態面に不安を抱えていたとは知りませんでした。「秋華賞はそういった状態だったので、反動が出なければいいなという風にみてはいたんですけど、ジャパンカップに向けて帰ってきたときは、さらに(状態が)上がって帰ってきたんですよね。これはすごいなぁ…と。あの状態で秋華賞を勝って、1段階も2段階も状態が上がって帰ってきたときには、僕は傍らで見ていて絶対に勝つなと思ってました」と当時の状況を明かしてくれました。陣営の期待に応えるかのように、アーモンドアイは一線級の年長馬を正攻法の競馬で完封。そして、タイムは当時の記録を1秒5も更新する大レコードでした。「オグリキャップとかホーリックスのジャパンカップも覚えていますし、その後にレコードを更新したアルカセットという変遷も見ていたので…。時計を見た瞬間というのは、ほんとトレセンに入って初めてかもしれないけど、号泣したというか、感動して。歴史が変わる瞬間、また、それが目の前で携わっている馬が成し遂げた瞬間を見れたというのは、いちホースマン、いち競馬ファンとしてものすごく感動しました」。私自身もロンジンの電光掲示板に2分20秒6の文字が刻まれたときは、ものすごく鳥肌が立ったのを昨日のことのように覚えていたため、この話に深く感動しました。「ほんと(泣いたのは)後にも先にもあのレースだけ。なんで泣いたんだろう(笑)。たぶん純粋に心から感動して、こんな素晴らしい馬が目の前にいるんだというありがたみだったりとか、感謝の思いもありますし、その生き証人にちょっとでもなれたというのはすごくうれしく思いましたね。ほんとあのジャパンカップは心に残るレースでした」と宮田師は笑顔で語ってくれました。
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(宮田敬介調教師が明かしました。)